自然・歴史・文化の宝庫奥越前の日本一を訪ねる旅

自然・歴史・文化の宝庫
奥越前の日本一を訪ねる旅

福井県の奥越前エリアは、日本三名山のひとつに数えられる白山の麓に広がる、雄大な自然に囲まれた歴史、文化が息づく魅力の宝庫です。このコースは奥越前エリアの5つの「日本一」を中心に、周辺スポットを訪ねる日帰りドライブプランをご紹介。泊まり旅なら、福井県の越前海岸エリアや、お隣の石川県へ足を伸ばすのもおすすめです。 ※コースを組合せた周遊・泊まり旅もおすすめ >コース一覧 ※本コースに含まれる日本一:大本山永平寺、大師山清大寺 越前大仏、平泉寺白山神社(国史跡 白山平泉寺旧境内)、福井県立恐竜博物館、六呂師高原

モデルコース エリアマップ

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自然・歴史・文化の宝庫 奥越前の日本一を訪ねる旅

Spot1

  • 大本山 永平寺

    山の斜面に沿って山門・中雀門・仏殿・法堂が一列に並んでいます。
    こちらは「山門」から見上げた「中雀門」と回廊。

  • 大本山 永平寺

    境内への入口「正門」。参道を進むと参拝用の入口「通用門」、
    皇族の入山時や貫主就任の時だけ開門している「唐門」があります。

  • 大本山 永平寺

    ぴかぴかに磨き上げられた回廊。
    広い境内の移動、階段の登り下り、掃除も修行の一貫なのだそう。

  • 大本山 永平寺

    「山門」は現存する七堂伽藍で最古の建物。雲水が正式に入門する時と、
    この場での修行を終えて「永平寺」を出る時にしか通ることが許されない正式な玄関口。

  • 大本山 永平寺

    中国宋時代様式の二重屋根が美しい「仏殿」。七道伽藍の中心、心臓部にあたる建物です。

日本一の禅の聖地で本物にふれる

大本山 永平寺(だいほんざん えいへいじ)

ひとつ目の日本一は、鎌倉時代に道元禅師によって開創された、日本曹洞第一の道場「永平寺」です。曹洞宗の大本山で、修行僧は別名、雲水(うんすい)」とも呼ばれ、日々の修行に励んでいます。33万平方メートルある境内に大小70棟余りの建物が点在し、特に七堂伽藍と呼ばれる建物は、修行をする上で大切な場所とされています。建物内の参拝・見学に加え、本格的な坐禅や泊まりの修行も体験できます。

[所]福井県吉田郡永平寺町志比5-15
TEL 0776-63-3102
[営]拝観11~4月 8:00-16:30、5~10月 8:00-17:00(最終入場30分前まで)
[休]無休
[駐車場]なし(周辺に有料駐車場あり)
[料]拝観料500円(坐禅体験は別途500円)

Spot2

  • 永平寺 傘松閣

    「傘松閣」の1階は参拝者の控室や研修のための部屋で、2階が天井絵の大広間になっています。

  • 永平寺 傘松閣

    花鳥風月を中心に描いた四季折々の日本画が、天井を彩っています。

  • 永平寺 傘松閣

    156畳もある空間と、格天井に描かれた絵の数々に圧倒されます。

230枚の天井画が圧巻

永平寺 傘松閣(さんしょうかく)

「永平寺」では修行僧の姿は撮影NGですが、境内の多くが撮影可能です。なかでも人気の撮影スポットが、「傘松閣」2階の「絵天井の間」と呼ばれる156畳ある大広間。天井には、荒木十畝、伊東深水、川合玉堂など、昭和5年(1930年)の創建時の著名画家144名による絵が飾られています。四季折々の美しい花々、栗鼠(りす)や鯉をはじめ、唐獅子などの伝説上の生き物が、みずみずしく描かれています。

[所]福井県吉田郡永平寺町志比5-15 永平寺内
TEL 0776-63-3102
※永平寺の拝観コース(拝観料500円)に含まれます

7min

Spot3

  • 永平寺 禅どうふの郷 幸家

    おすすめの「凛 RIN」(3,300円)は、卓上で豆乳を温めて完成させる
    「できたて豆腐」と豆腐の創作料理が味わえます。

  • 永平寺 禅どうふの郷 幸家

    精進のお出汁でいただく「できたて豆腐」や、湯葉とろ豆腐、白和え、
    季節の天麩羅、豆腐肉のベジ唐揚げなど盛りだくさん。

  • 永平寺 禅どうふの郷 幸家

    朝搾った新鮮な豆乳を使い、テーブルで温めながら目の前でつくる「できたて豆腐」。
    特性の出汁ソースも美味。

  • 永平寺 禅どうふの郷 幸家

    小高い丘に位置し、永平寺を取り囲む山々と豊かな自然を眺めながら食事をいただけます。

  • 永平寺 禅どうふの郷 幸家

    ごまどうふ・豆腐の製造元「幸伸食品」の直営店なので、
    併設のショップで豆腐、ごまどうふ、スイーツなどをお土産に。

豆腐創作料理を永平寺のおひざ元で

永平寺 禅どうふの郷 幸家(さちや)

全国の高級料亭で愛用される「永平寺心やすらぐ禅どうふ」の製造元の直営レストランです。搾りたての豆乳とおから、作りたての豆腐、ごまどうふ、旬の野菜を使った体にやさしいメニューが味わえます。和だけでなく洋の要素も取り入れたシェフのアイデア料理が満載。豆腐や出汁の美味しさの秘訣は仕込み水で、地下100メートルから汲み上げた白山の伏流水を使用しています。

[所]福井県吉田郡永平寺町京善41-53
TEL 0776-63-1167
[営]10:00-16:00 [休]水曜 [駐車場]あり
※ランチは予約がおすすめ

25min

Spot4

  • 大師山清大寺 越前大仏

    坐像として日本一の高さを誇る大仏さまを安置する大仏殿も超ビッグサイズです。

  • 大師山清大寺 越前大仏

    「越前大仏」と呼ばれる御本尊。
    堂内の厳かな雰囲気や大きさを、ぜひ現地で感じて欲しい。

  • 大師山清大寺 越前大仏

    大仏殿の壁3面には、無数の仏像が天井まで安置されています。

  • 大師山清大寺 越前大仏

    五重塔から境内と勝山市内を一望。
    境内の広さ、建物の大きさ、仏像の大きさや数など圧倒されっぱなしです。

  • 大師山清大寺 越前大仏

    日本一の高さを誇る「五重塔」と境内入口の「山門」も迫力満点。
    敷地内の日本庭園は、秋の紅葉が見事です。

荘厳で圧倒的なスケール!

大師山清大寺 越前大仏(だいしざんせいだいじ えちぜんだいぶつ)

2つ目の日本一は、22ヘクタールの広大な境内に、大仏殿・五重塔・庭園などを配置した壮大なスケールの寺院「大師山清大寺」。「越前大仏」と呼ばれるご本尊は、奈良の大仏より2メートル余りも大きく、坐像として日本一の高さ。安置されている大仏殿も圧倒的なスケールで荘厳な雰囲気が漂います。高さ75メートルの「五重塔」も日本一の高さで、最上階からは勝山市内を一望できます。

[所]福井県勝山市片瀬50-1-1
TEL 0779-87-3300
[営]8:00-17:00(最終入場16:30)、冬季時間変更あり
[休]無休 [駐車場]あり [料]拝観料500円

7min

Spot5

  • 林西寺 白山下山仏

    泰澄大師を白山へと導いた女神が現れたと伝わる「御手洗池(みたらしいけ)」。

  • 林西寺 白山下山仏

    木立の中にたたずむ白山神社の拝殿。境内を覆う苔が見事で、苔の宮ともいわれています。

  • 林西寺 白山下山仏

    樹々が緑の影をおとす参道の精進坂。

  • 林西寺 白山下山仏

    白山平泉寺の旧境内にある、境内にある樹齢数百年以上の若宮八幡宮の大杉。
    戦国時代に全山を焼失したときも焼け残ったと伝わります。

苔の緑が美しい白山信仰の拠点

平泉寺白山神社
[国史跡 白山平泉寺旧境内](へいせんじはくさんじんじゃ)

3つ目の日本一は、白山信仰の拠点で中世の巨大宗教都市の面影を残す「平泉寺白山神社」(国史跡 白山平泉寺旧境内)。白山を開山した泰澄大師が養老元年(717年)に女神の導きでこの地を訪れ、木立の中に湧き出る泉を発見したのが始まりと伝わります。かつては「白山平泉寺」と呼ばれた神仏習合の寺院で、最盛期には48社、36堂、6千の僧坊を擁していたそう。日本最大の中世の石畳の道や石垣に当時の姿が残ります。

[所]福井県勝山市平泉寺町平泉寺56-63
TEL 0779-88-1591
[営]境内の見学自由 [休]無休 [駐車場]あり
[料]拝観無料、国名勝「旧玄成院庭園」は拝観50円

15min

Spot6

  • 福井県立恐竜博物館

    リアルに再現された全長約7mのティラノサウルス(3/4スケール)は、
    生きているように動き、唸り声も迫力満点!

  • 福井県立恐竜博物館

    広大な無柱空間に巨大な恐竜の全身骨格や復元模型などが配置され、
    太古の森に迷い込んだような「恐竜の世界」。

  • 福井県立恐竜博物館

    地上階から地下の展示室へ向かう長いエスカレーター。
    この形、何だか恐竜の骨格に見えてきませんか!?

  • 福井県立恐竜博物館

    2023年夏のリニューアルで新館が増設され、銀色のたまご型ドームが2つに。
    展示内容や体験メニューがますます充実!(画像提供:福井県立恐竜博物館)

  • 福井県立恐竜博物館

    物館の正面入口の「レインボーサウルス」。
    高さ16メートルのカラフルで幾何学的なデザインはイタリアのデザイナーの設計。

日本一の恐竜ミュージアム

福井県立恐竜博物館

4つ目の日本一は、恐竜化石の一大産地・勝山市にある「福井県立恐竜博物館」。恐竜と古生物・地学を専門とする博物館で、世界3大恐竜博物館のひとつ。恐竜のたまごを思わせる銀色のドーム内に、恐竜の世界・地球の科学・生命の歴史の3つのゾーンが構成され、迫力満点の50体の恐竜全身骨格をはじめとする千数百点の標本や大型復元ジオラマなどを展示。建築的にもユニークで見どころがいっぱいです。

[所]福井県勝山市村岡町寺尾51-11
TEL 0779-88-0001
[営]9:00-17:00(入館16:30まで)
※夏季繁忙期は8:30-18:00(入館17:30まで)
[休]第2・4水曜(祝日の場合は翌日/夏休み期間は無休)、年末年始
[駐車場] あり
[料]常設展観覧 一般1,000円、高・大学生800円、
小・中学生500円、70歳以上500円、未就学児は無料
※観覧チケットは日時指定の事前購入制(事前決済)
※販売状況によって当日分の販売あり

20min

Spot7

  • 越前大野城

    亀山の山頂の越前大野城は4つの登り口があり、
    こちらは南口・百間坂そばの「越前大野 結ステーション」からの眺め。

  • 越前大野城

    「越前大野城」は雲海に浮かぶ「天空の城」としても有名です。
    雲海が発生しやすいのは10月から4月末頃。

  • 越前大野城

    山頂までは徒歩20分ほど。天守内の資料館は見ごたえがあり、御城印も販売しています。

  • 越前大野城

    天守の最上階まで登れば、北陸の小京都と呼ばれる城下町が一望できます。

  • 越前大野城

    天守内の資料館で販売している登城記念の「御城印」は、
    季節などによりデザインが変わります。

天空の城と400年続く城下町

越前大野城

戦国時代に織田信長から大野郡を与えられた金森長近が、約4年の歳月をかけて亀山の頂に築城しました。明治5年(1872年)に破却されましたが、昭和43年(1968年)に復元された天守の中は資料館になっていて、最上階からは大野盆地を一望できます。麓には碁盤目状に町がつくられ、町の東端にはお寺が集中する「寺町」、そこから西へ五番・四番・三番・二番・本町通りが並びます。

[所]福井県大野市城町3-109
TEL 0779-66-1111(大野市観光交流課)
[営]4月-9月 9:00-17:00、10~11月 9:00-16:00
(入館は閉館30分前まで)
[休]12月1日~3月31日 (冬期休館)
[駐車場]麓の観光駐車場
[料]入館料 大人300円、中学生以下無料

3min

Spot8

  • 七間朝市通り

    七間通りにある「大野市観光協会」で傘をレンタル(5時間500円)すると、
    雨の日も、晴れの日も街歩きがより楽しくなります。

  • 七間朝市通り

    朝市は毎朝7時~11時頃。生産者とお客さんが会話をしながら、楽しく買い物ができます。

  • 七間朝市通り

    喰の壁に格子戸、軒先には木の大きな看板を掲げた老舗も軒を連ねます。

  • 七間朝市通り

    素敵な傘で街歩き。散策しながら食べ歩きや、お土産探しを楽しみましょう。

  • 七間朝市通り

    碁盤の目のような大野城下は、
    東西の「○間通り」、南北の「○番通り」と呼ばれる道が交差します。

風情と人情に出会う

七間朝市通り

大野市の中心部、七間通りには400年以上の歴史を誇る朝市が、春分の日から12月までの毎朝7~11時頃までたちます。農家のおばちゃん達が育てた農産物や加工品、惣菜などを商う青空直売市で、平日は2〜5店、土・日曜には10〜15店が並びます。大野城主の金森長近が、のちに飛騨高山へ移って町づくりをしたことから、有名な飛騨高山の朝市のルーツともいわれています。

[所]福井県大野市元町10-23
TEL 0779-65-5521(大野市観光協会)
[営]8:30-17:00 
[駐車場]大野市観光協会裏の駐車場

Spot9

  • 南部酒造場

    試飲もできるので、お酒のプロに相談しながら
    好みの1本を見つけて旅の思い出に連れ帰りましょう。

  • 南部酒造場

    創業は江戸時代まで遡り、明治時代から日本酒の醸造を開始した
    100年を超える歴史ある醸造場です。

  • 南部酒造場

    好みを伝えて選んでもらったのは「大吟醸 特撰 花垣」と鑑評会用の大吟醸「究極の花垣」。

  • 南部酒造場

    季節によってラインナップも変わるので、
    お店の方に相談したり試飲できるのはありがたいですね。

  • 南部酒造場

    お店の正面左角には「七間通り・4番通り」の石柱があり、清水も湧き出ています。
    石柱の奥にある蛇口から水を汲むこともできます。

大野の名水で仕込む酒蔵

南部酒造場(なんぶしゅぞうじょう)

大野は町の随所で水が湧き出ている名水の街です。「花垣」の銘柄でお馴染みの「南部酒造場」も、蔵に湧き出る清水(しょうず)と大野産の酒米「五百万石」を使い、手づくりに徹して日本酒を醸しています。七間通りに面した直営店には、香り豊かな大吟醸から、食事に合う純米酒、熟成させた貴醸酒、季節酒やここでしか買えない限定酒も揃います。とっておきのお土産を見つけましょう。

[所]福井県大野市元町6-10 
TEL 0779-65-8900(代表)
[営]9:00-17:00 [休]年末年始、1月の日曜
[駐車場]大野市観光協会裏の駐車場

20min

Spot10

  • 六呂師高原

    春〜秋の土曜に「ミルク工房奥越前 六呂師高原」で開催されている「星空ハンモック」。

  • 六呂師高原

    ハンモックに寝そべって満天の星空を満喫。

  • 六呂師高原

    「福井県自然保護センター」による「天体観望会」も土曜の夜に開催されています。

日本一きれいな星空

六呂師高原(ろくろしこうげん)

5つ目の日本一は、「日本一きれいな星空」に2年連続で選ばれた星空の名所「六呂師高原」です。牧歌的な風景にレストランや温浴施設、宿やアクティビティ施設が点在するレジャースポットで、夜は街の灯りの影響を受けずきれいな星空が観察できます。高原内ではハンモックに寝転び満天の星を満喫できる「ミルク工房奥越前」の「星空ハンモック」や、「福井県自然保護センター」の天体観望会などが楽しめます。

[所]福井県大野市南六呂師
TEL 0779-66-1111(大野市観光交流課)
★星空ハンモック(ミルク工房奥越前 六呂師高原) 春〜秋の土曜 18:00-22:00
★天体観望会(福井県自然保護センター) 土曜 19:30-21:30

ここもおすすめ!

  • 恐竜タウンのゲートウェイ

    道の駅 恐竜渓谷かつやま

    • 道の駅 恐竜渓谷かつやま
    • 道の駅 恐竜渓谷かつやま
    • 道の駅 恐竜渓谷かつやま
    • 道の駅 恐竜渓谷かつやま
    • 道の駅 恐竜渓谷かつやま

    国内有数の恐竜化石産地である福井県勝山市の玄関口となる道の駅です。ショップでは豊かな自然に育まれた野菜や加工品、恐竜グッズ、お土産が並び、レストランでは地元食材を使ったご当地グルメや恐竜をモチーフにしたメニューが楽しめます。屋外には水路や噴水などがある親水空間、恐竜モニュメント&すべり台もあり、ドライブ途中のリフレッシュができます。

    [所]福井県勝山市荒土町松ヶ崎1-17 
    TEL 0779-89-2234
    [営]ショップ 9:00-17:00、レストラン 11:00-15:00 ※時期変動あり
    [休]火曜 [駐車場]あり
    公式webサイト

  • お殿様も飲んだ名水

    御清水(おしょうず)

    • 御清水
    • 御清水
    • 御清水

    大野は地下水が豊富で、湧水地が街のいたる所にあります。なかでも泉町の「御清水」は、名水百選にも選ばれた湧水で、江戸時代には大野城主の食事などにも使われていたことから「殿様清水(とのさましょうず)」の別名があります。水温は年間を通して12〜14℃に保たれ、まろやかでさっぱりとした味わいの軟水です。コーヒーにも日本茶にも合うと、多くの人が汲みに訪れます。

    [所]福井県大野市天神町1-1
    TEL 0779-66-1111(大野市観光交流課)

掲載スポット

その他のコース

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