ものづくり体験と加賀の工芸・芸能・名勝をめぐる旅

ものづくり体験と
加賀の工芸・芸能・名勝を
めぐる旅

石川県が誇る伝統工芸の九谷焼、山中漆器の産地を、ものづくりを体験しながら歴史と魅力を紐解いていくコースです。さらに小松市は歌舞伎、加賀市は山中節など伝統芸能も盛んで、「那谷寺」や「鶴仙渓」など美しい景勝地も目白押しのエリアです。海の幸・山の幸と温泉も楽しめるドライブへと出発しましょう! ※コースを組合せた周遊・泊まり旅もおすすめ >コース一覧

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ものづくり体験と加賀の工芸・芸能・名勝をめぐる旅

Spot1

  • 九谷セラミック・ラボラトリー

    館内の製土工場で作られた磁器土を使い、電動ろくろで陶芸に挑戦。
    お椀、お皿、カップ、花瓶などがつくれます。

  • 九谷セラミック・ラボラトリー

    「九谷五彩」と呼ばれる赤・黄・紺青・青(緑)・紫の5色で上絵付けが体験できます。

  • 九谷セラミック・ラボラトリー

    新進気鋭の地元作家の作品展示や、
    「セラボクタニ」が開発したオリジナル九谷焼の販売もしています。

  • 九谷セラミック・ラボラトリー

    ギャラリー横のガラスの内側に、九谷焼に欠かせない
    「花坂陶石」から磁器土を製造する工場があります。(撮影:鶴見絵里沙)

  • 九谷セラミック・ラボラトリー

    建物は「大地と有機的につながるおおらかな平屋建築」というコンセプトで、
    建築家の隈研吾さんが設計。

九谷焼がもっと好きになる

九谷セラミック・ラボラトリー

通称「セラボクタニ」と呼ばれる、九谷焼の 磁器土をつくる製土工場、ギャラリー、体験工房、レンタル工房などを備えた複合施設です。地元作家の作品を展示し、九谷焼をテーマにしたユニークな企画展も見応えがあります。最大の魅力は本格的な九谷焼づくりが体験できること。絵付けはもちろん、電動ろくろ・手びねりの作陶、型おこしの体験ができ、満足度100%の作品がつくれます。

[所]石川県小松市若杉町ア91
TEL 0761-48-4235
[営]10:00〜17:00(最終入館16:30まで)
[休]水曜、年末年始 [駐車場]あり

15min

Spot2

  • 安宅住吉神社

    人生の道先案内、開運厄除、難関突破の神として信仰され、神社に伝わる船絵馬などが
    「日本遺産 北前船寄港地・船主集落」の構成文化財になっています。

  • 安宅住吉神社

    表紙に歌舞伎風の弁慶が描かれた「安宅住吉神社」オリジナルのご朱印帳。

  • 安宅住吉神社

    境内にある稲荷社は、鳥居の右に狛犬、左に勧進帳を読み上げる弁慶像が配されています。

  • 安宅住吉神社

    凛々しくて強そうな弁慶が、手に巻物を持つ「勧進帳」の名場面。

  • 安宅住吉神社

    源平古戦場・梯川の河口に鎮座する安宅住吉神社は、
    古くから交通の要所にあり北陸道往来の人々が詣でました。

難関突破にご利益あり

安宅住吉神社(あたかすみよしじんじゃ)

「安宅の住吉さん」として親しまれ、古くから陸・海路の要所にあり、北陸道往来の人々を見守ってきた古社です。境内には歌舞伎「勧進帳」の舞台にもなった「安宅の関」があったことを示す石碑が立っています。兄の源頼朝に追われて奥州へ向かう義経と弁慶ら一行が、関守・富樫に疑われながらも難を逃れた伝承から、難関突破に霊験ありとされ、全国唯一の難関突破の守護神となっています。

[所]石川県小松市安宅町タ17
TEL 0761-22-8896
[営]8:30〜17:00(社務所)
[休]なし [駐車場]あり

Spot3

  • 白峰

    勧進帳の場面を描いた銅像は、弁慶が7代目松本幸四郎、
    富樫は2代目市川左團次をモデルに製作されたそう。

  • 白峰

    日本海に面した小高い丘の上、神社の背後にある「安宅の関跡」の石碑。

  • 白峰

    「安宅の関」こまつ 勧進帳の里に、
    「うみのえき安宅(売店)」「ATAKA CAFE」「勧進帳ものがたり館」があります。

  • 白峰

    「勧進帳ものがたり館」では「勧進帳」の映像や体験型の展示を通して、
    気軽に「勧進帳」の世界を体感できます。

義経・弁慶ゆかりの歴史スポット

安宅の関(あたかのせき)

小松市は「歌舞伎のまち」といわれ、それは「安宅の関」と伝統芸能「曳山子供歌舞伎」に由来します。「安宅住吉神社」の境内には、歌舞伎の人気演目「勧進帳」の舞台となった「安宅の関」があったことを示す石碑が立っています。兄の源頼朝に追われて奥州へ向かう義経の前にたちはだかり、弁慶の機転と忠誠心で通過した伝承は、隣接する「勧進帳ものがたり館」で知ることができます。

[所]石川県小松市安宅町タ140-4
[営][休]見学自由 [駐車場]あり
TEL 0761-21-6734(「安宅の関」こまつ 勧進帳の里)
[営]9:00-17:00
[休]水曜(祝日の場合は翌日)、年末

3min
1min

Spot4

  • ATAKA CAFE

    アジアのリゾートを思わせるビーチカフェでランチタイム。

  • ATAKA CAFE

    地元の食材×シェフのアイデアで、ここでしか味わえない料理が提供されています。

  • ATAKA CAFE

    左から「お魚ごはん」(1,200円)、「加賀のぶどうジュース」(680円)、
    「鹿のハヤシライス」(1,300円)、「国造ゆずのホットドリンク」(580円)。

  • ATAKA CAFE

    天井が高く開放感がある店内。

  • ATAKA CAFE

    大きな窓の向こうは日本海。お天気で変わる海の表情も魅力です。

海辺のカフェでお魚&ジビエ料理

ATAKA CAFE(アタカカフェ)

ランチは目の前に日本海が広がる「こまつ勧進帳の里」内にあるカフェで。地元の港で揚がる魚介や、白山麓の鹿、小松産の猪などのジビエを使った料理が楽しめます。人気の「お魚ごはん」(1,200円)は、仕入れによって魚の組合せが変わりますが、ソテーした魚と野菜の盛付けも華やかで、地元産のお米との相性もよく奥深い味わいです。ディナーや海を眺めながらのティータイムも素敵です。

[所]石川県小松市安宅町タ140-4(こまつ勧進帳の里内)
TEL 070-1461-7561  [営]11:00~21:00
[休]水曜(祝日の場合は翌日)、年末
[駐車場]あり

25min

Spot5

  • 那谷寺

    岩山の洞窟に御本尊の十一面千手観世音像が安置された本殿「大悲閣」。

  • 那谷寺

    「奇岩遊仙境」は紅葉の名所で、巨大な岩山に多くの洞窟が空けられた独特の景観が魅力。

  • 那谷寺

    特別拝観エリアにある重要文化財「書院」と、
    国の名勝に指定されている「庫裡庭園」も心静まるスポットです

  • 那谷寺

    「展望台」から見る「奇岩遊仙境」が境内で最も美しいといわれ、
    新緑、紅葉、雪景色など四季の景観が人を惹きつけます。

  • 那谷寺

    国指定重要文化財の「三重塔」。朱塗の「楓月橋」と「展望台」につながる高台にあります。

季節を変えて何度も訪れたい

那谷寺(なたでら)

1300年の歴史がある白山信仰と自然智の教えを伝えるお寺です。杉並木と石灯篭が並ぶ参道を進むと、紅葉の名所として知られる「奇岩遊仙境」の岩壁が見えてきます。さらに石段を登っていくと、巨大な岩山の洞窟に御本尊の十一面千手観世音像が安置された本殿があります。薄暗い洞窟は母親の胎内を象徴し、中を通過すると生まれ変わり清められる「胎内くぐり」の聖地になっています。

石川県小松市那谷町ユ122 TEL 0761-65-2111
[営]3~11月 9:15-16:00、12~2月 9:15-16:00
[休]無休 [駐車場]あり
[料]大人600円、小学生300円(特別拝観は大人のみ+200円)

20min

Spot6

  • 石川県九谷焼美術館

    九谷焼をテーマに、さまざまな企画展が開催されています。

  • 石川県九谷焼美術館

    青手の間、色絵五彩の間、赤絵金襴の間など雰囲気の異なる空間で、
    古九谷から再興九谷、近代九谷までを展示。

  • 石川県九谷焼美術館

    「青手の間」に展示された、緑の色絵の具を印象的に配色した「青手」の名品。
    鮮やかな発色と、濃厚な色づかいに注目。

  • 石川県九谷焼美術館

    建築も美しく、隣接する「古九谷の杜親水公園」から館内のミニ庭園まで、
    庭園美術館としても楽しめます。

  • 石川県九谷焼美術館

    2階のテラスから見た「古九谷の杜親水公園」の眺め。

九谷焼の歴史と魅力に出会う

石川県九谷焼美術館

九谷焼のことをもっと知りたくなったら、加賀市の「石川県九谷焼美術館」へ。青手、色絵(五彩手)、赤絵(金襴手)と呼ばれる上絵付けの三様式にあわせて、それぞれ趣向を凝らした展示室に作品を並べ、360年以上の歴史を持つ九谷焼の魅力を紹介しています。2階にはミュージアムショップと喫茶コーナー「茶房古九谷」があり、現代作家の九谷焼で紅茶・日本茶・中国茶とスイーツも味わえます。

石川県加賀市大聖寺地方町1-10-13
TEL 0761-72-7466
[営]9:00–17:00(入館16:30まで) [休]月曜
[駐車場]あり
[料]一般 560円、高校生以下無料

Spot7

  • 牛首紬 織りの資料館 白山工房

    「加賀の紅茶セット」(950円)。九谷焼の器で抹茶や日本茶、
    中国茶などが生菓子やケーキと楽しめます。

  • 牛首紬 織りの資料館 白山工房

    作品鑑賞の後は、2階にあるミュージアムショップと「茶房古九谷」へ。
    喫茶だけの利用もできます。

  • 牛首紬 織りの資料館 白山工房

    抹茶、煎茶、棒茶など日本茶だけでもバラエティ豊か。

  • 牛首紬 織りの資料館 白山工房

    どんな器で提供されるか、テーブルに運ばれてくるのが楽しみです。

  • 牛首紬 織りの資料館 白山工房

    季節の上生菓子は毎週変わり、美しい器との取り合わせが魅力。

九谷焼の器でティータイム

茶房古九谷(さぼうこくたに)

美術館の2階にありますが、入館料なしで喫茶だけでも利用できます。オリジナルの器や加賀の現代作家の器で日本茶や中国茶を味わえ、月ごとに変わる限定茶も楽しみのひとつ。しっとりと抹茶、加賀産の茶葉で作られた紅茶と和菓子など、好みのお茶とスイーツでほっと一息。加賀市在住の現代作家の作品を展示販売するギャラリーも併設し、店内に並ぶ素敵な器は購入できます。

[所]石川県加賀市大聖寺地方町1-10-13 石川県九谷焼美術館2階
TEL 0761-72-6366
[営]9:30~17:30(ラストオーダー17:00まで)
[休]]月曜定休・祝日は営業
[駐車場]あり

20min

Spot8

  • 山中温泉と鶴仙渓

    鶴仙渓の上流部にかかる総檜造りの「こおろぎ橋」は山中温泉のシンボル。

  • 山中温泉と鶴仙渓

    石川県の温泉地では「総湯」と呼ばれる共同浴場がよく見られます。
    山中の総湯は立って入れるほど湯船が深いのが特徴です。

  • 山中温泉と鶴仙渓

    山中の総湯は男女別棟で、こちらは女湯。
    お土産売り場と伝統芸能が楽しめる「山中座」を併設しています。

  • 山中温泉と鶴仙渓

    鶴仙渓の緑に映える紅紫色でS字を描く「あやとりはし」。
    日没から22:45まで毎晩ライトアップもされます。

  • 山中温泉と鶴仙渓

    鶴仙渓の名物「川床」は、席料300円で加賀棒茶付き。
    スイーツも付く川床セットもおすすめです。

温泉街と渓谷をぶらり旅

山中温泉と鶴仙渓(かくせんけい)

開湯1300年の歴史を誇る「山中温泉」は、石川県屈指の温泉地。そして石川県を代表する工芸の産地です。「木地の山中」と称される山中漆器が有名ですが、九谷焼の発祥地も山中の九谷村です。温泉街を流れる大聖寺川の渓谷「鶴仙渓」は北陸随一の渓谷美ともいわれ、上流の「こおろぎ橋」から「あやとりはし」「黒谷橋」へと橋をめぐり、渓谷沿いを散策するのも楽しみのひとつです。

[所]石川県加賀市山中温泉
TEL 0761-78-0330(山中温泉観光協会)

3min
1min

Spot9

  • 大清水と七里壁

    窓から工房を垣間見ることもできます。体験は予約制ですが、当日でも空きがあれば参加可能。

  • 大清水と七里壁

    木地挽きの体験の所用時間は10〜20分ほど、グループの場合は1人ずつ交代で。

  • 大清水と七里壁

    回転する木地が削られていく感覚がカンナ(刃物)を通して手に伝わり、
    見た目にも変化していきます。

  • 大清水と七里壁

    作品は漆やウレタン、磨き上げなど、木目を活かした仕上げ加工をしてから後日お届けです。

  • 大清水と七里壁

    セミオーダーで職人さんに好みのお椀や箸をつくってもらうこともできます。 

自分だけの木の器づくりに挑戦

木地師のお店 mokume(モクメ)

山中漆器の木地をつくる木地師が営む工房ショップで、木の器や小箱を作る体験ワークショップにチャレンジ。職人さんの手ほどきで、電動ろくろとカンナ(刃物)を使って木地を削って仕上げていきます。好みの形や仕上げの塗りが選べ、材料となる天然木は一つひとつ木目が違うので、本当に世界でオンリーワンの特別な作品に仕上がります。ショップで木地師が作ったお箸や器の購入もできます。

[所]石川県加賀市山中温泉栄町二-60
TEL 0761-78-1757 [休]木曜
[営]10:00〜16:00
[駐車場]近隣の観光駐車場
[料]ハイジな器づくり 4,950円、木の器づくり 7,700円、森の小箱づくり 4,400円

5min
1min

Spot10

  • 我戸幹男商店

    お店ではWEBや写真では伝わりきれない本物の質感を目で見て、触れて確かめられます。

  • 我戸幹男商店

    木地工房として明治時代に創業し、現在は山中漆器の問屋である「我戸幹男商店」。
    ここでは自社オリジナルだけを扱っています。

  • 我戸幹男商店

    形・塗りを選んでオーダーできるお椀。
    現代的でありながら、伝統の意匠や技が大切にされています。

  • 我戸幹男商店

    繊細な技法で生み出される美しい木目と形状のワインカップ。
    薄く挽かれ、とても軽いのです。

  • 我戸幹男商店

    木目の美しさと「千筋」という加飾挽きの技が冴え、
    シンプルかつ内面から滲み出るような美しいデザイン。

山中漆器の技に魅せられる

我戸幹男商店
GATO MIKIO/1(がとみきおしょうてん)

山中漆器は、ろくろで挽いた木地の美しさが最大の持ち味。なかでも「我戸幹男商店」のオリジナル漆器は、現代の暮らしに馴染むデザイン性と使いやすさが注目されているブランドです。この直営店にはテーブルウェアを中心に、アクセサリーやインテリア小物などが並び、天然素材が生み出す美しい木目、丁寧に挽き上げられた木地の魅力を、手にとって確かめることができます。

[所]石川県加賀市山中温泉こおろぎ町ニ-3-7
TEL 0761-75-7244
[営]9:00〜17:00 [休]木曜
[駐車場]こおろぎ橋広場駐車場

掲載スポット

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