自然・歴史・文化の宝庫
奥越前の日本一を訪ねる旅
福井県の奥越前エリアは、日本三名山のひとつに数えられる白山の麓に広がる、雄大な自然に囲まれた歴史、文化が息づく魅力の宝庫です。このコースは奥越前エリアの5つの「日本一」を中心に、周辺スポットを訪ねる日帰りドライブプランをご紹介。泊まり旅なら、福井県の越前海岸エリアや、お隣の石川県へ足を伸ばすのもおすすめです。 ※コースを組合せた周遊・泊まり旅もおすすめ >コース一覧 ※本コースに含まれる日本一:大本山永平寺、大師山清大寺 越前大仏、平泉寺白山神社(国史跡 白山平泉寺旧境内)、福井県立恐竜博物館、六呂師高原
Spot1
日本一の禅の聖地で本物にふれる
大本山 永平寺(だいほんざん えいへいじ)
ひとつ目の日本一は、鎌倉時代に道元禅師によって開創された、日本曹洞第一の道場「永平寺」です。曹洞宗の大本山で、修行僧は別名、雲水(うんすい)」とも呼ばれ、日々の修行に励んでいます。33万平方メートルある境内に大小70棟余りの建物が点在し、特に七堂伽藍と呼ばれる建物は、修行をする上で大切な場所とされています。建物内の参拝・見学に加え、本格的な坐禅や泊まりの修行も体験できます。
[所]福井県吉田郡永平寺町志比5-15
TEL 0776-63-3102
[営]拝観11~4月 8:00-16:30、5~10月 8:00-17:00(最終入場30分前まで)
[休]無休
[駐車場]なし(周辺に有料駐車場あり)
[料]拝観料500円(坐禅体験は別途500円)
Spot2
230枚の天井画が圧巻
永平寺 傘松閣(さんしょうかく)
「永平寺」では修行僧の姿は撮影NGですが、境内の多くが撮影可能です。なかでも人気の撮影スポットが、「傘松閣」2階の「絵天井の間」と呼ばれる156畳ある大広間。天井には、荒木十畝、伊東深水、川合玉堂など、昭和5年(1930年)の創建時の著名画家144名による絵が飾られています。四季折々の美しい花々、栗鼠(りす)や鯉をはじめ、唐獅子などの伝説上の生き物が、みずみずしく描かれています。
[所]福井県吉田郡永平寺町志比5-15 永平寺内
TEL 0776-63-3102
※永平寺の拝観コース(拝観料500円)に含まれます
Spot3
豆腐創作料理を永平寺のおひざ元で
永平寺 禅どうふの郷 幸家(さちや)
全国の高級料亭で愛用される「永平寺心やすらぐ禅どうふ」の製造元の直営レストランです。搾りたての豆乳とおから、作りたての豆腐、ごまどうふ、旬の野菜を使った体にやさしいメニューが味わえます。和だけでなく洋の要素も取り入れたシェフのアイデア料理が満載。豆腐や出汁の美味しさの秘訣は仕込み水で、地下100メートルから汲み上げた白山の伏流水を使用しています。
[所]福井県吉田郡永平寺町京善41-53
TEL 0776-63-1167
[営]10:00-16:00 [休]水曜 [駐車場]あり
※ランチは予約がおすすめ
Spot4
荘厳で圧倒的なスケール!
大師山清大寺 越前大仏(だいしざんせいだいじ えちぜんだいぶつ)
2つ目の日本一は、22ヘクタールの広大な境内に、大仏殿・五重塔・庭園などを配置した壮大なスケールの寺院「大師山清大寺」。「越前大仏」と呼ばれるご本尊は、奈良の大仏より2メートル余りも大きく、坐像として日本一の高さ。安置されている大仏殿も圧倒的なスケールで荘厳な雰囲気が漂います。高さ75メートルの「五重塔」も日本一の高さで、最上階からは勝山市内を一望できます。
[所]福井県勝山市片瀬50-1-1
TEL 0779-87-3300
[営]8:00-17:00(最終入場16:30)、冬季時間変更あり
[休]無休 [駐車場]あり [料]拝観料500円
Spot5
苔の緑が美しい白山信仰の拠点
平泉寺白山神社
[国史跡 白山平泉寺旧境内](へいせんじはくさんじんじゃ)
3つ目の日本一は、白山信仰の拠点で中世の巨大宗教都市の面影を残す「平泉寺白山神社」(国史跡 白山平泉寺旧境内)。白山を開山した泰澄大師が養老元年(717年)に女神の導きでこの地を訪れ、木立の中に湧き出る泉を発見したのが始まりと伝わります。かつては「白山平泉寺」と呼ばれた神仏習合の寺院で、最盛期には48社、36堂、6千の僧坊を擁していたそう。日本最大の中世の石畳の道や石垣に当時の姿が残ります。
[所]福井県勝山市平泉寺町平泉寺56-63
TEL 0779-88-1591
[営]境内の見学自由 [休]無休 [駐車場]あり
[料]拝観無料、国名勝「旧玄成院庭園」は拝観50円
Spot6
日本一の恐竜ミュージアム
福井県立恐竜博物館
4つ目の日本一は、恐竜化石の一大産地・勝山市にある「福井県立恐竜博物館」。恐竜と古生物・地学を専門とする博物館で、世界3大恐竜博物館のひとつ。恐竜のたまごを思わせる銀色のドーム内に、恐竜の世界・地球の科学・生命の歴史の3つのゾーンが構成され、迫力満点の50体の恐竜全身骨格をはじめとする千数百点の標本や大型復元ジオラマなどを展示。建築的にもユニークで見どころがいっぱいです。
[所]福井県勝山市村岡町寺尾51-11
TEL 0779-88-0001
[営]9:00-17:00(入館16:30まで) ※夏季繁忙期は8:30-18:00(入館17:30まで)
[休]第2・4水曜(祝日の場合は翌日/夏休み期間は無休)、年末年始
[駐車場] あり
[料]常設展観覧 一般1,000円、高・大学生800円、 小・中学生500円、70歳以上500円、未就学児は無料
※観覧チケットは日時指定の事前購入制(事前決済)
※販売状況によって当日分の販売あり
Spot7
天空の城と400年続く城下町
越前大野城
戦国時代に織田信長から大野郡を与えられた金森長近が、約4年の歳月をかけて亀山の頂に築城しました。明治5年(1872年)に破却されましたが、昭和43年(1968年)に復元された天守の中は資料館になっていて、最上階からは大野盆地を一望できます。麓には碁盤目状に町がつくられ、町の東端にはお寺が集中する「寺町」、そこから西へ五番・四番・三番・二番・本町通りが並びます。
[所]福井県大野市城町3-109
TEL 0779-66-1111(大野市観光交流課)
[営]4月-9月 9:00-17:00、10~11月 9:00-16:00
(入館は閉館30分前まで)
[休]12月1日~3月31日
(冬期休館)
[駐車場]麓の観光駐車場
[料]入館料 大人300円、中学生以下無料
Spot8
風情と人情に出会う
七間朝市通り
大野市の中心部、七間通りには400年以上の歴史を誇る朝市が、春分の日から12月までの毎朝7~11時頃までたちます。農家のおばちゃん達が育てた農産物や加工品、惣菜などを商う青空直売市で、平日は2〜5店、土・日曜には10〜15店が並びます。大野城主の金森長近が、のちに飛騨高山へ移って町づくりをしたことから、有名な飛騨高山の朝市のルーツともいわれています。
[所]福井県大野市元町10-23
TEL 0779-65-5521(大野市観光協会)
[営]8:30-17:00 [駐車場]大野市観光協会裏の駐車場
Spot9
大野の名水で仕込む酒蔵
南部酒造場(なんぶしゅぞうじょう)
大野は町の随所で水が湧き出ている名水の街です。「花垣」の銘柄でお馴染みの「南部酒造場」も、蔵に湧き出る清水(しょうず)と大野産の酒米「五百万石」を使い、手づくりに徹して日本酒を醸しています。七間通りに面した直営店には、香り豊かな大吟醸から、食事に合う純米酒、熟成させた貴醸酒、季節酒やここでしか買えない限定酒も揃います。とっておきのお土産を見つけましょう。
[所]福井県大野市元町6-10 0779-65-8900(代表)
[営]9:00-17:00 [休]年末年始、1月の日曜
[駐車場]大野市観光協会裏の駐車場
Spot10
日本一きれいな星空
六呂師高原(ろくろしこうげん)
5つ目の日本一は、「日本一きれいな星空」に2年連続で選ばれた星空の名所「六呂師高原」です。牧歌的な風景にレストランや温浴施設、宿やアクティビティ施設が点在するレジャースポットで、夜は街の灯りの影響を受けずきれいな星空が観察できます。高原内ではハンモックに寝転び満天の星を満喫できる「ミルク工房奥越前」の「星空ハンモック」や、「福井県自然保護センター」の天体観望会などが楽しめます。
[所]福井県大野市南六呂師
TEL 0779-66-1111(大野市観光交流課)
★星空ハンモック(ミルク工房奥越前 六呂師高原) 春〜秋の土曜 18:00-22:00
★天体観望会(福井県自然保護センター) 土曜 19:30-21:30
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道の駅 恐竜渓谷かつやま
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お殿様も飲んだ名水
御清水
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恐竜タウンのゲートウェイ
道の駅 恐竜渓谷かつやま
国内有数の恐竜化石産地である福井県勝山市の玄関口となる道の駅です。ショップでは豊かな自然に育まれた野菜や加工品、恐竜グッズ、お土産が並び、レストランでは地元食材を使ったご当地グルメや恐竜をモチーフにしたメニューが楽しめます。屋外には水路や噴水などがある親水空間、恐竜モニュメント&すべり台もあり、ドライブ途中のリフレッシュができます。
[所]福井県勝山市荒土町松ヶ崎1-17 0779-89-2234
TEL
[営]ショップ 9:00-17:00、レストラン 11:00-15:00 ※時期変動あり
[休]火曜 [駐車場]あり
公式webサイト -
お殿様も飲んだ名水
御清水(おしょうず)
大野は地下水が豊富で、湧水地が街のいたる所にあります。なかでも泉町の「御清水」は、名水百選にも選ばれた湧水で、江戸時代には大野城主の食事などにも使われていたことから「殿様清水(とのさましょうず)」の別名があります。水温は年間を通して12〜14℃に保たれ、まろやかでさっぱりとした味わいの軟水です。コーヒーにも日本茶にも合うと、多くの人が汲みに訪れます。
[所]福井県大野市天神町1-1
TEL 0779-66-1111(大野市観光交流課)
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